家を建てる前に知っておきたい注文住宅の基礎知識|完成までの流れや費用を解説!
家を建てる前に知っておきたい注文住宅の基礎知識|完成までの流れや費用を解説!
家を建てると決めたはいいものの、多くの方にとって家づくりは初めての経験です。また、家を建てる機会は人生で何度もあるわけではありません。この記事では、家を建てる前に知っておきたい注文住宅の基礎知識、完成までの流れ、そして家を建てるのにかかる費用などを詳しく解説します。
家が完成するまでには、さまざまな工程を同時に進めていく必要があります。事前に大まかな流れを把握しておくことで、これから注文住宅で家を建てようと考えている方は、よりスムーズに進めることができるでしょう。ぜひこの記事を参考にしてください。
この記事のポイント
- 注文住宅の一連の流れについてわかります
- 注文住宅を建てる時にかかる諸費用についてわかります
目次
注文住宅の基礎知識
家を建てる決意を固めた瞬間から、喜びや期待感が高まる一方で、資金計画や手続きに関する不安や疑問も同時に膨らみます。注文住宅の建設は、多くの人にとって人生で一度きりの大きな買い物であり、そのプロセスは複雑で時間を要するため、細心の注意を払いたいところです。
理想のマイホームの実現は、初期段階でのしっかりとした計画立てにあります。今回の記事では、理想の家を実現するための注文住宅の基礎知識と、家づくりの一連の流れをわかりやすく解説します。土地選びから設計、資金調達、建設、そして入居までのステップを具体的に説明し、家づくりの旅をスムーズに進めるためのポイントを提供します。
注文住宅を建てるまでの一連の流れ
【ステップ①】契約前
家を建てる旅の最初の一歩は、理想の住まいのイメージを具体化することから始まります。この段階では、家族のライフスタイルや将来の計画を考慮しながら、どのような家に住みたいか、必要な部屋の数や間取り、家のスタイルなどを思い描きます。
インターネットや住宅雑誌、モデルハウスの見学を通じて、好みやニーズに合ったデザインや機能を探求しましょう。また、エコフレンドリーな住宅や最新のスマートホーム技術に興味がある場合は、そのような要素を取り入れることも検討してください。
次に、土地探しと資金計画の作成に移ります。理想の家を建てるには、適切な土地を見つけることが不可欠です。立地の条件、周辺環境、アクセスの良さ、日当たり、地盤の状態など、多くの要素を考慮して土地を選びましょう。土地がすでに手元にある場合は、その土地に最適な家づくりを計画します。
資金計画では、土地の購入費用、建築費用、諸経費など、家を建てるために必要な総費用を見積もります。月々の返済額や、手持ちの資金からどれだけの住宅ローンが必要になるかを計算し、金融機関での相談や住宅ローンの事前審査も視野に入れておくと良いでしょう。この時点で、予算内で理想の家を建てられるかどうかの大まかな見通しを立てることができます。
【ステップ②】ハウスメーカーと土地探し
理想の家を実現するためには、信頼できるハウスメーカーや工務店を見つけることが重要です。ハウスメーカー選びでは、これまでの施工実績、提供できるサービスの範囲、デザインの質、価格帯、そしてアフターサービスの充実度などを比較検討しましょう。また、実際に建てられた家を見学できるモデルハウスや完成見学会を訪れ、建築の質や使われている材料を直接確認することも大切です。
同時に、理想の家を建てるための土地探しも進めましょう。土地探しでは、立地の良さ、周辺環境、利便性、将来の価値などを考慮する必要があります。また、土地の形状や日照条件、地盤の状態など、建築に直接影響を与える要素も重要な判断基準です。理想の土地を見つけたら、地域の建築規制や法的な制限も確認しておくことが必要です。
【ステップ③】住宅ローンの仮審査・設計申し込み仮契約・地盤調査
ハウスメーカーと土地が見つかったら、次は住宅ローンの仮審査、設計の申し込み、そして地盤調査へと進みます。
・住宅ローンの仮審査
家を建てるための資金計画の一環として、住宅ローンの仮審査を行います。仮審査は、金融機関が借り手の信用情報や返済能力を基に、ローンの借入が可能かどうかを判断するプロセスです。この段階で、どの程度の金額を借り入れることができるのか、月々の返済額はどのくらいになるのかが明らかになります。
・設計申し込み仮契約
ハウスメーカーや建築士との初期の打ち合わせを経て、理想の家の設計申し込みを行い、仮契約を結びます。この段階で、家の大まかな設計図が描かれ、間取りやデザイン、使用する材料などの詳細が決定されていきます。仮契約は、正式な建築契約に先立って行われるもので、双方の合意のもとでプロジェクトが進められることを確認するためのものです。
・地盤調査
土地が決まったら、その土地の地盤調査を行います。地盤調査は、土地の安全性を確認し、家を建てるための基礎工事の計画を立てるために不可欠です。地盤が弱い場合は、地盤改良工事が必要になることもあります。この工事は、家の長期的な安全と快適さを保証するために重要です。地盤調査の結果に基づき、必要な対策を講じることで、将来的なリスクを避けることができます。
【ステップ④】建築プラン間取り等の最終決定と本契約
建築プランと間取りの最終決定では、生活スタイルや将来のライフステージの変化を考慮しながら、居住空間の使い勝手や快適性を最大限に引き出す設計を目指します。この時点で、キッチンやバスルームの仕様、収納スペースの量、部屋の大きさや配置など、具体的な間取りの詳細が決まります。また、エネルギー効率の良い設計や、自然光を最大限に取り入れるための窓の配置など、住宅の快適性と機能性を高める要素も検討されます。
間取りや建築プランが最終決定した後は、ハウスメーカーや建築士との間で本契約を結びます。本契約は、建築工事の内容、工期、費用、支払い条件など、家づくりに関わるすべての細部について合意し、正式に文書化するものです。契約内容には、使用する材料の種類や品質、仕上げの詳細、変更が発生した場合の対応プロセスなど、建築に関する具体的な条件が含まれます。契約締結時には、内容を十分に理解し、疑問点があれば解消しておくことが重要です。
【ステップ⑤】住宅ローン本審査〜契約・住宅着工
住宅ローンの本審査の通過、その後の契約、そしていよいよ住宅の着工です。
・住宅ローンの本審査〜契約
仮審査を通過した後、金融機関による住宅ローンの本審査が行われます。本審査では、仮審査よりもさらに詳細な審査が行われ、借入人の返済能力や信用情報、購入予定の不動産の価値などが厳しくチェックされます。本審査の結果、ローンの借入が承認されると、金融機関から正式なローン契約のオファーが提示されます。
本審査に通過し、ローン契約のオファーを受け取ったら、金融機関と正式な住宅ローン契約を結びます。この契約には、ローンの金額、金利、返済期間、返済方法など、ローン条件の全てが記載されています。契約内容を十分に理解し、疑問点があれば契約前に解消しておくことが重要です。契約書に署名し、必要な手続きを完了させることで、住宅購入のための資金が確保されます。
・住宅着工
住宅ローンの契約が完了し、資金計画が固まったら、いよいよ住宅の建築が始まります。建築開始前には、ハウスメーカーや建築士と最終的な打ち合わせを行い、工事のスケジュールや進行について確認します。着工式を行う場合もあります。建築が始まれば、定期的に現場を訪れて進捗状況を確認し、変更点や問題があれば速やかに対応を行うことが大切です。その際、追加費用がかかったり、引き渡しの期間が伸びたりとすることもあるので注意が必要です。
【ステップ⑥】住宅完成
住宅が完成したらあとは入居の準備を進めていきます。
ここまで一般的な注文住宅の流れをお伝えしましたが、同じ家づくりでも同じようにいかないこともあります。長崎で家づくりに不安がある方は「星野建設」にご相談ください!
注文住宅を建てるときにかかる費用一覧
注文住宅を建てる過程では、土地の購入から建築、入居後の維持に至るまで、さまざまな費用が発生します。これらをそれぞれ表にしたので参考にしてください。
土地を買ってから家を建てるまでの費用
土地購入費 | 土地の価格に加え、仲介手数料や登記費用などが含まれます。 |
建築費 | 建物の設計や建築にかかる費用で、ハウスメーカーや建築士、工務店に支払う工事費用が主です。この中には、設計費、材料費、人件費などが含まれます。 |
諸経費 | 土地や建物の取得に伴う税金(不動産取得税)、登記に必要な費用、住宅ローンを組む際の諸費用(保証料、手数料)、地盤改良工事費などがあります。 |
着工前には、土地関連の諸費用が主な出費となります。土地代は通常、住宅ローンで支払われることが多いですが、手付金、仲介手数料、登記費用、印紙税などのその他の費用は現金での支払いが必要です。これらの費用には、手付金が土地代の5~10%、仲介手数料が購入価格の3.3%プラス6.6万円、登記費用が土地の評価額の2%、そして印紙税が3~5万円程度が目安となります。
家を建ててから入居までの費用
外構工事費 | 敷地内のアプローチや庭の造成、フェンスの設置などにかかる費用です。 |
水道・電気・ガスの引き込み費用 | 新築住宅に必要なライフラインを引き込むための工事費用が必要です。 |
引越し費用 | 現在の住まいから新居への引越しにかかる費用です。 |
新生活の準備費用 | 家具や家電の購入費用など、新しい生活を始めるために必要な費用が発生します。 |
入居までには、建築代と関連諸費用が必要で、これには引き渡し時のローン決済、残工事代金、登記費用、印紙税、司法書士報酬が含まれます。工事代金は契約後に数回に分けて支払われ、住宅ローンは引き渡し後に利用可能です。不足分はつなぎ融資でカバーします。また、建築時には住宅ローンの借入費用、登記費用(土地評価額の0.4%)、印紙税(3~5万円程度)が発生します。
入居後にかかる費用と税金
固定資産税・都市計画税 | 土地や建物を所有していると、毎年これらの税金が課税されます。 |
住宅ローンの返済 | 住宅ローンを利用した場合、毎月の返済が始まります。金利や返済期間によって、返済額は異なります。 |
メンテナンス費用 | 定期的な建物のメンテナンスや修繕にかかる費用。長期的に家を維持するためには、これらの費用も考慮に入れる必要があります。 |
入居後も家具や家電購入、引越し代、住宅ローンの返済などで費用が発生します。さらに、不動産所得税や固定資産税、都市計画税などの税金が必要で、自治体により額が異なります。長期的にはリフォームや修繕費も考慮する必要があります。
まとめ
この記事では、注文住宅の完成するまでの一般的な流れと費用について紹介してきました。注文住宅の建設は、引き渡しまでの期間に色々な手続きや時間がかかります。住宅ローンに関しても長く支払うことになるので無理のない計画を建てることが大切です。
自分だけではどうにもならないことも出てくるでしょう。そんな時に信頼できるハウスメーカーがサポートしてくれると安心ですよね。理想のマイホームを建てるためにも、しっかりと寄り添ってくれる工務店やハウスメーカーを選ぶことをおすすめします。
長崎で注文住宅を建てるなら「星野建設」にぜひ一度お問い合わせください。土地探しから、資金計画まで家づくりのプロがしっかりとサポートさせていただきます。お気軽にご相談ください。
星野建設の注文住宅は、創業100年以上の地域密着の総合建設業で培った実績や技術を活かしています。私たちのコンセプトは「住を、楽しむ」です。建てる前も建てた後も、安心してお住まいいただけるよう、全力で取り組んでいます。
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