注文住宅の間取り例10選!理想の間取りを決めるポイントも解説

注文住宅の間取り例10選!理想の間取りを決めるポイントも解説

「注文住宅に住みたいけど、どのような間取りにしたらいいの?」
「理想の間取りを決めるポイントはあるの?」
注文住宅の建築を考える際、重視したいのが間取りです。
注文住宅の間取りを工夫することで快適な暮らしを実現できるため、プランニング前に家族で考える必要があります。
しかし、理想の間取りを決めるときに押さえるべきポイントがわからない方もいるかもしれません。
今回は注文住宅の理想の間取りを決めるポイントについて、事例を交えて詳しく解説します。
間取りを工夫するメリットも紹介するので、これから注文住宅の建築を考えている方は参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 注文住宅の間取り例
- 注文住宅の理想の間取りを決めるポイント
- 注文住宅の間取りを工夫するメリット
目次
そもそも注文住宅とは?

注文住宅とは、自分で選んだハウスメーカーや工務店と契約し、自由に設計して建てる新築一戸建てのことです。
土地を所有している場合はその土地に、持っていない場合は土地を購入して建てるのが一般的です。
注文住宅には、大きく「フルオーダー住宅」と「セミオーダー住宅」の2種類があります。
【注文住宅の種類】
フルオーダー住宅 | 間取りや設備などを自由に決められる完全オリジナルの住宅 |
セミオーダー住宅 | 基本的な仕様が決まっており、いくつかの選択肢から間取りや設備を選ぶ住宅 |
注文住宅の最大のメリットは、自分のこだわりを反映し理想の住まいを実現できる点です。
一方でデメリットは、完成までに時間がかかること、コストが高くなる可能性があることが挙げられます。
こだわりたいポイントを明確にし、適切な建築会社を選ぶことが成功の鍵です。
自由度の高さが魅力の注文住宅ですが、建売住宅と比べるとコストや時間がかかることもあります。
以下記事では、建売と注文住宅のどちらが自分に合っているかを徹底解説しています。
建売と注文住宅の違い、メリット・デメリットも紹介しているので、本記事とあわせてチェックしてみてください。
建売と注文住宅のどっちが自分に合っている?違いやメリット・デメリットを徹底比較
注文住宅の間取り例10選

注文住宅の間取り例を厳選してご紹介します。
注文住宅の間取りを考える際に参考にしてみてください。
間仕切りがある部屋
間仕切りがある部屋は、将来的なライフスタイルの変化に柔軟に対応できる便利な間取りです。
あらかじめ広めの空間を作りドアや窓を2つ設置することで、必要に応じて簡単なリフォームで部屋を分割できます。
部屋を分割すれば、子どもが小さいうちは広いプレイルームとして使用でき、成長後は個室に分けられます。
間仕切りがある部屋は、家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に対応できるため、長く快適に暮らせる住まいを実現できるでしょう。
畳のある和室
畳のある和室は、リラックス空間としても多目的スペースとしても活用できる便利な間取りです。
畳の持つリラックス効果により心地よい空間を作れる上、客間や子どものプレイスペースとしても活用できます。
和室に可動式の扉を設置すれば、必要に応じてプライベートな空間にすることもできます。
畳のある和室は、日常のくつろぎスペースや来客時の応接間として活用できるため、機能性と快適性を兼ね備えた魅力的な間取りになるでしょう。
ワークスペース
ワークスペースは、リモートワークや勉強、趣味の時間を快適に過ごせる機能的な間取りです。
リビングの一角に設置するリビングワークスペース、個室として設ける独立型ワークスペースなど、ライフスタイルに合わせた設計が可能です。
たとえば、リビングの一角にカウンターを設置し壁に可動式の棚を設けることで、コンパクトながらも機能的なワークスペースをつくれます。
キッチン横や階段下などのデッドスペースを活用すれば、家族の存在を感じながら作業ができます。
ワークスペースを設けることで、在宅時間をより快適に過ごせるだけでなく、仕事や趣味の充実度も高まるでしょう。
リビング階段
リビング階段は、家族が自然に顔を合わせる機会が増えるため、コミュニケーションが取りやすくなります。
リビング内に階段を配置することで、家族が外出時や帰宅時に必ずリビングを通るため、会話の機会が増えます。
また、階段スペースをコンパクトにまとめられるため、空間を有効活用しやすいのもメリットです。
階段下を収納スペースやワークスペースとして活用すれば、限られたスペースを有効に使えます。
対面型キッチン
対面型キッチンは、開放的な空間を実現できる間取りです。
対面型キッチンは、壁付けキッチンと比べて開放感を抱きやすいのが特徴です。
さらに、キッチンに立つとリビングやダイニングを見渡せるため、家族との会話を楽しみながら調理ができます。
小さな子どもがいる家庭では、調理中でもリビングやダイニングの様子を確認しやすく、目を離さずに見守れるため安心です。
対面型キッチンは、家族とのつながりを感じながら快適に料理ができ、開放感のあるおしゃれな空間を作れるでしょう。
キッチンのパントリー
キッチンのパントリーは、キッチンの使い勝手を向上させる便利な間取りです。
パントリーがあると食品や調理器具をまとめて収納できるため、いつでも整理整頓されたキッチンで調理ができます。
扉付きのパントリーなら、生活感を隠しながらキッチンの整理整頓がしやすくなり、清潔感のある空間を維持できます。
たとえば、キッチンの隣にウォークインタイプのパントリーを設ければ、大容量の収納が可能です。
キッチンのパントリーを取り入れることで、収納力がアップし快適で整然とした空間を維持できるでしょう。
ランドリールーム
ランドリールームは、洗濯に関する作業を一か所で完結できる便利な間取りです。
洗濯・干す・たたむ・収納などの一連の作業を同じ場所で行うことで、移動の手間が省け、家事動線が短縮できます。
洗面所やキッチンなどの水回りの近くにランドリールームを配置することで、さらに効率的な動線を確保できます。
また、ランドリールーム内にファミリークローゼットを併設すれば、洗濯物の収納が楽になるでしょう。
ランドリールームを設ける間取りにより、家事の負担を軽減でき家事効率を上げられるのが嬉しいポイントです。
ロフト
ロフトは、限られた空間を有効活用し、収納や趣味のスペースとして活用できる便利な間取りです。
屋根裏を活用したロフトは、住宅の収納力を高めるだけでなく、書斎や趣味の部屋としても活用できます。
ロフトを収納スペースとして活用すれば、季節ものや使用頻度の低い荷物をまとめて収納でき、居住スペースにゆとりを持たせられます。
ロフトは、収納力の向上だけでなく、多目的に活用できる魅力的な間取りです。
用途に合わせてロフトを設計すれば、住まいの機能性を高められるでしょう。
ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットは、衣類や小物を一か所にまとめて収納でき、整理整頓しやすい便利な間取りです。
ウォークインクローゼットは、通常のクローゼットよりも広い収納力があるため、衣類やバッグ、アクセサリーなどを効率よく管理できます。
ウォークインクローゼット内にドレッサーを置けば、身支度スペースとしても活用できます。
寝室の隣にウォークインクローゼットを配置すれば、着替えの動線がスムーズになり日々の身支度が快適になるでしょう。
土間収納
土間収納は、靴やアウトドア用品などを土足のまま出し入れできるため、汚れや濡れを気にせず収納できる便利な間取りです。
玄関周りには、靴以外にもベビーカー・自転車・雨具・園芸用品など、家の中に持ち込みたくないものがある方もいるのではないでしょうか。
土間収納を設けることで、玄関の収納スペースが充実し使い勝手が向上します。
また、土間収納があれば外に倉庫を置く必要がなくなるため、防犯面でも安心です。
通気性を考慮して土間収納に小窓を設ければ、湿気や臭い対策にもなります。
土間収納を取り入れることで玄関周りの収納力が向上し、物を整理しやすい環境を維持できるでしょう。
注文住宅の間取りを工夫するメリット5選

おし注文住宅の間取りを工夫するメリットは、以下の5つです。
注文住宅の間取りで悩んでいる方は、参考にしてみてください。
家族とのコミュニケーションが活発になる
注文住宅の間取りを工夫することで、家族とのコミュニケーションが活発になります。
廊下や間仕切りを少なくすると視線が通りやすくなり、家のどこにいても家族の存在を感じやすくなるでしょう。
たとえば、壁で区切らずに広いリビングダイニングを設計することで、家族が自然と同じ空間に集まりやすくなります。
部屋間の移動が楽になる
注文住宅の間取りを工夫することで、部屋間の移動が楽になるのが魅力です。
各空間が効率良くつながるため、生活動線が短縮され移動の負担が減ります。
玄関からキッチンまでの動線を直線的に設計すると、買い物後にすぐ荷物を収納できます。
リビングやダイニングを家の中心に配置することで、どの部屋にも移動しやすくなり家族全員が快適に過ごせる住まいになるでしょう。
家事の負担が減る
注文住宅の間取りを工夫すると、家事の負担を減らせるのもメリットです。
家事動線を最適化することで、移動時間や手間が減り効率的に家事をこなせます。
キッチンの隣にパントリーを配置し、買い物から帰宅後すぐに食材を収納できるようにすると、動線が短くなります。
また、洗面所の近くにランドリールームを設け、洗濯から乾燥、収納までを一連の流れで行える間取りにすれば、家事効率も向上させられるでしょう。
さらに、リビングとダイニングを一体化することで、掃除がしやすくなり日々の清掃の手間を削減できます。
適度にプライバシーを保てる
注文住宅の間取りの工夫は、適度にプライバシーを保つことにもつながります。
廊下や共用スペースから直接見えない位置に寝室のドアを設けることで、プライバシーを守りやすくなります。
プライベート空間を守るためにも、来客動線と家族の生活動線を分けると良いでしょう。
L字型の間取りにしたり、玄関とリビングの間に廊下や収納スペースを設けたりすると、来客時のプライバシーを確保できます。
冷暖房の効率がアップする
注文住宅の間取りの工夫によって、冷暖房の効率がアップします。
南向きに大きな窓を配置すれば、冬は太陽光を最大限に取り込み、暖房に頼りすぎずに暖かい室内を保てるでしょう。
夏場は、庇(ひさし)や軒を設け日差しを遮ることで、室温の上昇を抑えられます。
対角線上に窓を配置すると風の通り道ができるので、涼しい空間が生まれます。
また、吹き抜けや高窓を設けると暖かい空気が上へ流れ、室内の温度差を抑えられるでしょう。
注文住宅の理想の間取りを決めるポイント7選

注文住宅の理想の間取りを決めるポイントは、以下の7つです。
後悔しない住まいづくりをするために、ぜひチェックしてみてください。
採光と通風を確保する
注文住宅の理想の理想の間取りを決めるポイントの一つは、採光と通風を確保することです。
自然光を取り入れ通風の良い設計にすることで、快適な住まいを実現できます。
自然光が入る間取りにすると、日中の照明の使用を減らしエネルギー効率が良くなるでしょう。
通風を意識した設計にすれば、湿気やこもった空気を排出し室内の空気を常に新鮮に保てます。
また、リビングや寝室の高い位置に窓を設置することで、暖かい空気を逃がし夏でも涼しく快適に過ごせるでしょう。
玄関や廊下に小窓を設ければ家全体の空気の循環を良くし、湿気やカビの発生を防ぐ効果も期待できます。
家全体の空気を循環させ、湿気やカビの発生を抑えたい場合は、玄関や廊下に小窓を設けるのもおすすめです。
シンプルな動線にする
注文住宅の理想の間取りを決める際、シンプルな動線にしましょう。
動線をシンプルにすることで日々の家事や生活がスムーズになり、無駄な移動を減らせます。
家事動線が長いと時間や労力がかかり、ストレスの原因になることもあるでしょう。
買い物後の荷物をスムーズに収納できるように、玄関からパントリーへ直結する動線を確保すると、食品の整理が楽になり片付けの手間を減らせます。
家事動線や生活動線を最適化することで毎日の暮らしが快適になり、ストレスのない住環境を実現できるでしょう。
家具の配置も考える
注文住宅の理想の間取りを決める際は、家具の配置を事前に考えることも重要です。
あらかじめ家具のサイズや配置場所を決めることで、生活動線を妨げずにスムーズに移動できる空間を確保できます。
コンセントや照明の配置を家具に合わせれば、実用性が向上し住みやすい環境を整えられます。
また、事前に寝室のベッドの配置を決めることで、余裕のあるスペースを確保し窮屈さを感じにくくなるでしょう。
さらに、効率的な収納スペースをつくりたい場合は、ベッド付近にクローゼットを配置しましょう。
統一感のある美しい住空間を実現させるためにも、家具配置も重視するのがポイントです。
十分な収納スペースを確保する
注文住宅の間取りを決める際は、家族の人数やライフスタイルに合わせて、十分な収納スペースを確保しましょう。
収納スペースが適切に確保されていると、物がスムーズに片付き生活空間を広く使えます。
収納スペースの広さに加えて、収納する物の種類や使用頻度に応じて配置を考えることが重要です。
たとえば、玄関のシューズクロークやキッチンのパントリー、リビングの収納棚などです。
常に整理整頓された家を維持するためにも、収納スペースを確保できる間取りを設計しましょう。
ライフスタイルの変化まで考慮する
注文住宅の間取りを決める際は、ライフスタイルの変化まで考慮した設計が重要です。
家族構成やライフステージの変化に合わせた間取りを取り入れることで、長期的に快適な住まいを実現できるでしょう。
子どもの成長・独立・親との同居・テレワークの増加など、暮らし方の変化に対応できる間取りを考えると住み替えの必要がなくなります。
たとえば、高齢化に備えて階段や段差を極力減らし、車いすが通れる広さの廊下や引き戸を採用すれば、将来的にバリアフリー住宅としても対応できます。
家族の成長や働き方の変化に合わせて使いやすい空間を確保しましょう。
家族で話し合って優先順位を決める
注文住宅の理想の間取りを決める際は、家族全員で話し合って優先順位を決めることが重要です。
注文住宅の間取りは、自由度の高さが魅力です。
しかし、すべての要望を盛り込もうとすると予算オーバーになりやすく、後々調整が必要になります。
優先順位を決めずに注文住宅の計画を進めると、後悔の原因になることもあります。
理想の住まいづくりをするためにも、家族の意見をすり合わせ必要な設備や間取りを整理しましょう。
住宅のプロと一緒に計画する
注文住宅の理想の間取りを決める際は、住宅のプロと一緒に計画することが大切です。
建築家や設計士、住宅メーカーの担当者などの専門家と相談しながら計画を進めることで、希望や要望を最大限に反映しながら快適な間取りを実現できるでしょう。
自己流で計画を進めると思わぬデメリットが発生することもあり、後悔の原因になることも。
ご自身の要望をしっかり伝えつつ、専門家の知識や経験を活かした設計を取り入れ、満足度の高い住まいづくりを目指しましょう。
星野建設では、注文住宅の間取りに関する相談を無料で承っています。
注文住宅に関する知識が豊富な当社のスタッフが担当しますので、間取りに関してお悩みがある方は、お気軽にお聞かせください。
【施工事例】間取りにこだわった星野建設の注文住宅

間取りにこだわった星野建設の注文住宅を2つ厳選して紹介します。
注文住宅の建築を検討している方や間取り選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
たっぷりの収納とコンパクトな家事動線が魅力の住まい

玄関から入ると、高い天井と窓越しに見える中庭の木々が迎え、四季の移ろいを感じられる心地よい空間が魅力的な住まいです。
玄関には洋服掛けやアウトドア用品を収納できるスペースを設けています。

2階の主寝室には広々としたウォークインクローゼットを配置し、季節ごとの寝具や衣類も綺麗に収納可能です。
また、キッチンからパントリー・洗面所・洗濯室・浴室へと続くスムーズな動線設計により、日々の家事を効率的に行えます。
四季の移ろいを感じられる中庭のある住まいは、開放感を抱きやすくプライバシーを確保できるのが魅力です。
ただし、間取りの選択や注意点を押さえた上で、中庭を設ける必要があります。
以下記事では、中庭のある家のメリット・デメリットを解説しています。
間取りのポイントや注意点も詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
中庭のある家のメリット・デメリットは?間取りのポイントや注意点も解説
家族とのつながりを大切にしたシンプルな住まい

こちらはシンプルでありながら、家族とのつながりを大切にした開放的な空間が魅力の大村市の住まいです。
階段を家の中心に配置することで、自然に家族が顔を合わせやすい間取りに。
リビング階段や対面キッチンにより、家族のコミュニケーションを促し、日々の暮らしの中でつながりを感じられるようになりました。

さらに、2階バルコニーへは各部屋からアクセスでき、プライベートと共有空間をバランスよく設計しています。
注文住宅の間取りに悩んだら星野建設にご相談ください!

今回は、注文住宅の理想の間取りを決めるポイントについて、事例を交えて詳しく解説しました。
間取りを工夫するメリットも紹介したので、注文住宅に関して理解が深まったのではないでしょうか。
注文住宅で理想の間取りを検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
大正10年の創業以来、星野建設は地元密着・地域貢献で新築住宅・リフォーム・リノベーションを提供してきました。
星野建設では、無料のカタログプレゼント・無料相談(来店・オンライン対応)も行っております。
長崎地域・県央地域・島原地域エリアで高性能デザイン注文住宅をご希望の方は、以下のリンクから星野建設にご相談ください!
お問い合わせはこちら