エアコンなしで室内の暑さ対策|節電して夏を涼しく過ごす方法を解説

エアコンなしで室内の暑さ対策|節電して夏を涼しく過ごす方法を解説

エアコンなしで室内の暑さ対策|節電して夏を涼しく過ごす方法を解説

夏場にエアコンなしでは「室内の暑さに耐えられない」という方は多いでしょう。

エアコンは効率よく部屋を涼しくできますが、使い過ぎると光熱費が高くなるのが難点です。

対策方法を理解すると、エアコン使用を最小限に抑えて室内で涼しく過ごせます。

今回の記事では、エアコンなしで室内を涼しくする方法や節電できるエアコンの使用方法をご紹介します。

この記事を読むことで、光熱費を抑えて効率的に暑さ対策ができるでしょう。

また、エアコン使用を控えて快適に暮らせる省エネ住宅の事例についても解説するので、新築住宅を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 【暑さ対策】エアコンなしで室内を涼しくする8つの方法
  • 【節電対策】夏にエアコンを上手く使う3つの方法
  • エアコン使用を最低限に抑える「省エネ住宅」

【暑さ対策】エアコンなしで室内を涼しくする8つの方法

近年、猛暑日が続きエアコンをフル稼働している人は多いのではないでしょうか。

エアコンは効率的に部屋を涼しくしますが、その分光熱費が高くなります。

適切な暑さ対策をすると、エアコンの使用量を抑えられるでしょう。

ここからは、エアコンなしで室内を涼しくする方法をご紹介します。

1.窓を開けて空気の流れを作る

部屋の中が暑い時は、空間全体に熱がこもっている状態になります。

熱がこもった場合は、まず窓を開けて空気の流れを作ることが大切です。

窓を開けて暖かい空気を外に逃がし、涼しい外気を室内に取り込みましょう。

換気をスムーズにするためには、高低差のある窓を開けると効果的です。

暖かい空気は上昇する性質をもつため、風の入口を低い位置に出口を高い位置になるよう窓を開けると良いでしょう。

2.除湿器を設置する

日本の夏は高温多湿であるのも、室内が暑くなる原因です。

室内の湿度が高いと、体感温度が高くなります。

湿気が多い部屋には除湿器を設置すると、湿度を下げられます。

また、エアコンに除湿機能がある場合は使用すると効率的に除湿ができるでしょう。

換気扇なども使うと、部屋内の湿度減少につながります。

3.サーキュレーターや扇風機を使う

サーキュレーターや扇風機を使うと、室内の空気循環がスムーズになり部屋を冷やせます。

換気する際は、サーキュレーターや扇風機を設置して窓を開けると効率よく空気の流れを作れます。

また、エアコンを使う際にサーキュレーターや扇風機を併用すると、冷気を循環させられるので短時間で部屋が涼しくなるでしょう。

4.濡れタオルをかける

部屋の中が暑いと感じたら、濡れタオルを首にかけると涼しく感じるでしょう。

首には太い血管が通っているため、血管を冷やすことで体温を下げられます。

脇の下や足の付け根に、濡れタオルを当てるのも効果的です。

ただし、体温を下げ過ぎてしまうと体調不良を起こしやすいため、適度に冷やすようにしましょう。

5.打ち水をする

打ち水は水が蒸発する際に熱を奪う気化熱を利用して、周辺の空気を冷やす方法です。

ベランダや外壁、玄関の外に打ち水をすると室内の温度も下がります。

打ち水をする際は、太陽が上がりきる前の早朝や夕方以降にするのが効果的です。

6.熱が発生しにくい家電を使う

家の中に置いている家電は、室内に熱をこもらせる原因となります。

テレビや冷蔵庫、炊飯器やオーブンなどは使用時に熱を発するため、長時間使用すると室内の気温も上昇します。

熱がこもりやすい場合は家電の使用を極力抑えたり、熱を発しにくい省エネ家電に買い替えたりすると良いでしょう。

7.保冷グッズを使う

部屋が暑い時は、保冷グッズを利用すると体感温度を下げられます。

手軽に使える保冷剤として、空になったペットボトルに水を入れて凍らせたものがおすすめです。

凍らせたペットボトルをタオルに包み、首や手首、脇の下などに当てると体内の血液が冷えて涼しくなります。

冷却シートや保冷剤などを利用して、体を冷やすのも良いでしょう。

8.照明をLEDにする

照明をLEDに変えると、部屋の中に熱がこもりにくくなります。

白熱電球や蛍光灯は熱を光に変換して発光させるため、熱を放出します。

一方LEDは光自体に赤外線がほとんど含まれていないため、熱は発生しにくく暑く感じることはありません。

部屋が暑いと悩んでいる場合は、白熱電球や蛍光灯をLEDに取替えることを検討しましょう。

家が暑い時に涼しくする方法については、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

【節電対策】夏にエアコンを上手く使う3つの方法

エアコンなしで暑さ対策は可能ですが、猛暑日に熱中症リスクを減らすためにはエアコンに頼ることも必要です。

ただし、エアコンを使用し過ぎてしまうと光熱費が気になる人もいるでしょう。

ここからは、節電をしながらエアコンを上手く使う方法を解説します。

1.部屋の温度が上がらない工夫をする

エアコンの消費電力を節約するには、部屋が暑い状態で電源を入れないことが大切です。

部屋が暑いままでエアコンをつけてしまうと、設定温度との差が大きくなるのでエアコンが多くの電力を消費することになります。

直射日光を部屋に入れないようにカーテンを閉める、もしくはすだれやグリーンカーテンを設置すると、部屋の温度は上がりにくくなります。

2.エアコンを使う前に室内の換気をする

夏場に夜帰宅すると、部屋が蒸し暑くなっている経験のある人は多いでしょう。

すぐにでもエアコンの電源を入れたい状態ですが、その前に室内の換気をすることが大切です。

室内の熱気を外に逃がすと室温が下がるため、エアコンで効率よく冷却できるからです。

換気する際はできる限り多くの窓を開けると、スムーズに室温を下げられます。

3.サーキュレーターを併用する

エアコンを利用する際は、サーキュレーターを併用すると良いでしょう。

サーキュレーターは部屋の中央に置き真上に向けると、冷気が上に上がりやすくなります。

サーキュレーターにより空気の流れを作ると、冷房効率がアップして電気使用量を抑えられます。

サーキュレーターを併用する場合は、エアコンの設定温度を高めにするとさらに節電ができるでしょう。

エアコン使用を抑えるとどのくらい電気代を節約できるのか

エアコンを上手く利用すれば、節電しながら暑さ対策ができます。

エアコン使用を抑えると、どのくらい電気代を節約できるのでしょうか。

経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」では、省エネ活動によって削減できたエネルギー量から電気料金などに換算された金額が示されています。

エアコンの使い方次第で節約が可能になるため、光熱費を抑えたい人は参考にしてみてください。

エアコンによる冷やし過ぎに注意して、無理のない範囲で室内の温度を上げた場合

外気温度31℃ エアコン2.2kw 冷房設定温度を27℃から1℃上げた場合 エアコン使用時間 1日9時間電気の 省エネ (年間)原油換算   (年間)CO2削減量   (年間)節約できる 金額 (年間)
30.24kwh7.62L14.8kg約940円

冷房を必要な時のみつけた場合

冷房を1日1時間 短縮した場合 設定温度:20℃電気の 省エネ (年間)原油換算   (年間)CO2削減量   (年間)節約できる 金額 (年間)
18.78kwh4.73L9.2kg約580円

省エネ活動により削減できるエネルギー量は原油やCO2の削減ができるため、環境にも配慮できます。

参照:経済産業省資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」

夏場のエアコン使用に関するQA

エアコンは使い方次第で、光熱費の削減や環境に配慮できます。

日々エアコンを使用していると、設定温度や電源OFFのタイミングなどに疑問をもつ人もいるでしょう。

ここからは、夏場のエアコン使用に関する疑問についてQ&Aをご紹介します。

Q1.夏のエアコンの設定温度の目安は?

A:エアコンの設定温度の目安は、26~28です。

環境省が推進する「クールビズ」では、室内温度は28℃が目安とされています。

エアコンで体を冷やし過ぎないように、サーキュレーターや冷感グッズを使用して体感温度を下げる工夫をすると良いでしょう。

ただし、猛暑日は室内でも熱中症リスクが上がります。

エアコンの設定温度が28℃で暑さに耐えられない場合は、26℃~27℃に下げてみましょう。

適度な冷房使用を心掛けて、健康的に暑さ対策するのがおすすめです。

参照:環境省「クールビズ家庭編」

Q2.エアコンはつけっぱなしの方が節電できる?

AON/OFFを頻繁にしない方が節電できます。

エアコンは頻繁にON/OFFを行うよりも、つけっぱなしにしておいた方が節約になる可能性が高くなります。

エアコンは起動時に室温と設定温度の差が大きいと、消費電力が増えるからです。

ただし、長時間外出する場合は、エアコンの電源をつけたままにすると光熱費はかかります。

長時間外出して帰宅した際は、まず部屋の換気などをして熱を逃してからエアコンをつけると節電できます。

Q3.エアコンのフィルターは掃除した方が良い?

A:エアコンのフィルターは定期的に掃除しましょう。

エアコンのフィルターにほこりが付いた状態で使用すると、負荷がかかるため消費電力が増える可能性があります。

エアコンのフィルターは、こまめに掃除しましょう。

ほこりが付いたままだと故障の原因になるケースもあるため、定期的な掃除がおすすめです。

また、カビの原因にもなるので、半月から1か月の周期でこまめに掃除すると良いでしょう。

エアコン使用を最低限に抑えたいなら「省エネ住宅」もおすすめ

新築住宅を検討している人には、光熱費を抑えられる省エネ住宅がおすすめです。

ここからは、省エネ住宅の種類についてご紹介します。

ZEH住宅

ZEH(ゼッチ)住宅は「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称で、2050年の脱炭素社会の実現を目指すため国で定められた省エネ住宅の評価基準です。

ZEH住宅には、高断熱・高気密の外皮基準や省エネ性能をもつ設備を導入しています。

家庭で使用するエネルギー量を抑えて、太陽光発電などの創エネを利用することで、年間に渡り一次エネルギー消費量を概ねゼロにすることを目指しています。

ZEH住宅の高断熱・高気密性能により、夏は熱がこもりにくくエアコンの使用を抑えることが可能です。

エアコンの使用量を抑えて、環境にも配慮した住宅を建てたい人はZEH住宅をおすすめします。

パッシブハウス

パッシブハウスは「究極のエコハウス」と呼ばれ、自然の力を利用して冷暖房器具にできるだけ頼らず暮らせる家です。

ドイツのパッシブハウス研究所が開発した、世界基準の省エネ住宅設計となります。

パッシブハウスは、冷暖房負荷や一次エネルギー消費量、断熱性や気密性などについても厳しい基準が設けられているのが特徴です。

パッシブハウスは、自然の力を使って快適に暮らせるため、確かなコストパフォーマンスの高さを実感できるでしょう。

長期優良住宅

長期優良住宅は国や地方自治体が定めた品質基準を満たし、長期に渡り良好な状態で使用できると認定された住宅です。

長期優良住宅は省エネ性能や耐震性、住宅の劣化対策、バリアフリー性、住みやすさなどあらゆる点で国の基準をクリアしています。

断熱等級5かつ一次エネルギー等級6が省エネ基準となっているため、エアコンの使用を最小限に抑えて夏でも涼しく過ごせます。

長期優良住宅のメリット・デメリットについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

低炭素住宅

低炭素住宅とは「都市の低炭素化の促進に関する法律(エコまち法)」で定められた「低炭素建築物認定制度」の認定を受けた住宅のことです。

低炭素住宅は地球温暖化の原因となる二酸化炭素を減らすための設備を導入し、省エネに特化しているのが特徴になります。

低炭素住宅はZEH住宅レベルの省エネ性能であり、太陽光発電の導入や複層ガラス、節水機器、HEMSシステム(ホームエネルギーマネジメントシステム)の設置などの対策をとらなければなりません。

一次エネルギーの使用量を抑えて創エネができる機能を備えた低炭素住宅は、冷暖房効率が良いのがメリットです。

 
スマートハウス

スマートハウスはITを導入して冷暖房や照明器具などの設備を制御し、エネルギー消費量を調整できる住宅です。

スマートハウスと呼ばれる家には、太陽光発電や蓄電池、省エネ家電、HEMS(Home Energy Management System)の設備が備わっています。

スマートハウスは自家発電で得た電力を家庭内で効率的に使用できるため、エアコンの使用量を抑えられます。

最新鋭の設備を多く導入しているので、高い省エネ効果を実感できるはずです。

スマートハウスについて、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

【新築施工事例】エアコンなしでも快適に過ごせる高性能の家

エアコンなしでも快適に過ごせる高性能住宅を実現した、星野建設「CASAの家」の施工事例です。

オーナー様より「建築費用を抑えつつも、デザインにこだわった家を建てたい」というご希望がありました。

省エネ性能によりエアコン使用量を抑え、太陽光発電により売電することでローン返済の負担が減っています。

LDKは、贅沢に無垢材を使ったぬくもりのある空間に。

自然素材をふんだんに使うことにより、家族がリラックスして過ごせる場所になりました。

家事動線をスムーズにしたことで、ゆとりのある暮らしができています。

日々のランニングコストを抑えながらも、家族皆が快適に住める理想的な住宅が完成しました。

まとめ|効率よく室内を冷やして夏の暑さを対策しましょう

今回はエアコンなしで室内の暑さ対策する方法やエアコンの上手な使い方を、ご紹介しました。

エアコン使用を抑えて部屋を涼しくするには、住環境を整えることが大切です。

新築住宅を検討している場合は、省エネ住宅を検討するのも良いでしょう。

省エネ住宅を建てたい場合は、施工実績のある会社に依頼するのがおすすめです。

夏場に効率良く暑さ対策したい方は、ぜひ今回の記事を振り返ってみてください。

星野建設は、光熱費を抑えて快適な暮らしができる「省エネ住宅」の施工実績が豊富です。

省エネ住宅を検討している方は、以下のリンクから星野建設にお気軽にご相談ください。

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