平屋は、間取りの自由度が高くコンパクトに暮らせるため、子育て世帯を中心に人気が高まっています。

とくに3LDKの平屋は、子育て中のご家族におすすめの間取り。

ただし、3LDKの平屋は「どのくらいの坪数が必要なのか」「どのようなメリットがあるのか」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。

今回は平屋の3LDKにおすすめの間取りや、家族におすすめの坪数やメリット・デメリットをご紹介。

家族で暮らしやすい平屋を実現したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

3LDKの平屋はどのくらいの土地の広さが必要？

3LDKの平屋は4人家族で住むことを想定すると、約37坪の面積を確保するのが理想的です。

国土交通省の「誘導居住面積水準」によると、4人家族が豊かな暮らしができるために必要な面積は下記の計算で示されます。

25㎡×4人＋25㎡＝125㎡（約37坪）

3LDKの平屋はワンフロアにすべての居住空間を作る必要があり、階段がない分2階建てよりも土地を有効活用できるでしょう。

参照：国土交通省「誘導居住面積水準」

3LDKの平屋の6つのメリット

平屋は、生活動線がスムーズなことや開放的な空間が作れるなど多くのメリットがあります。

ここからは、3LDKの平屋のメリットをご紹介します。

1.生活動線がスムーズになる

3LDKの平屋は、生活動線がスムーズになるのがメリットです。

1階部分にすべての生活設備と居住空間が配置されるため、家族はスムーズに移動が可能です。

洗濯物を干す場所も1階になるため、洗濯物を干しに階段の上下移動をする必要がないのも良い点。

平屋はキッチン、洗面所、浴室などの水回りをまとめると、さらに便利な間取りになるでしょう。

2.開放的な空間になる

3LDKの平屋は開放的な空間になるのも、メリットの一つです。

天井を高くして吹き抜けにしたり間仕切りを極力減らしたり、2階建てに比べて設計の自由度があります。

フロアごとに生活空間を分断されないため、開放的で家族のつながりを感じられる住まいになるでしょう。

3.家族が集まりやすいリビングを作れる

3LDKの平屋は、家族が集まりやすいリビングを作れるのもメリットです。

ワンフロアにLDKや子供部屋、寝室を設けられるので家族と顔を合わせる機会も多く常に気配を感じられます。

子供が成長して自分の部屋を持ったとしても、同じフロアに生活スペースがあるため顔を合わせることが可能です。

4.耐震性が高い

3LDKの平屋は、耐震性が高いのもメリットです。

平屋は2階建てより建物の高さが低いため、荷重も少なく構造的に安定しています。

地震の多い日本において、耐震性が優れることは家づくりで重要なポイントでしょう。

平屋は1階の面積が広いことで、風の影響を受けにくく台風被害のリスクが低いのも良い点です。

5.メンテナンス費用が安い

3LDKの平屋のメリットは、メンテナンス費用が安いことも挙げられます。

外壁のメンテナンスをする際は足場代が安くなることや、設備が最小限で修理が少ないことが理由です。

平屋は建築費用が2階建てよりも高い傾向にありますが、メンテナンス費用が安いのでトータルコストの負担が少なくなるでしょう。

6.設計の自由度が高い

3LDKの平屋は、設計の自由度が高いのもメリットです。

平屋は2階を支える重量がないため、必要以上に柱や壁を作らなくても良いからです。

天井を高くして吹き抜けを作ることや、間仕切りを少なくした開放的な空間などこだわりの設計ができるでしょう。

平屋のメリットについて、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。

シンプルな平屋の魅力｜メリット・デメリットや間取りアイデアを解説

3LDKの平屋の3つのデメリット

3LDKの平屋は多くのメリットがありますが、デメリットもあります。

プランニングの段階でデメリットを把握すると、早めの対策が可能です。

ここからは、平屋のデメリットを見ていきましょう。

1.広い土地が必要になる

3LDKの平屋は、広い土地が必要になります。

2階建てと同じ床面積の平屋を建てたい場合は、2倍の敷地面積を確保しなければなりません。

また、土地のエリアによって建ぺい率が決められています。

土地いっぱいに家を建てられるわけではないため、広い土地が必要になるでしょう。

3LDKの平屋は広い土地を選ばなければならず、その分土地の費用も高くなります。

2.建築費用が割高になる

3LDKの平屋は、建築費用が割高になるのもデメリットです。

平屋は土地に接する面積が多くなるため、工事費用の中でも高いとされる「屋根工事費」や「基礎工事費」がコストアップするからです。

建築費用は使用する建材設備やグレード、施工会社によって異なりますが、2階建てよりも10万～20万円程坪単価が高くなる傾向にあります。

3LDKの平屋は土地代も高くなりがちなので、十分な資金計画を立てなければなりません。

3.日当たりや風通しを考える必要がある

3LDKの平屋は2階建てよりも高さが低いため、周辺環境によっては日当たりや風通しが悪くなるでしょう。

平屋は、日当たりや風通しが良くなる間取りを作る必要があります。

たとえば、中庭を設けると庭に面した部屋が複数でき、採光の確保や窓からの換気が実現できます。

また、吹き抜けを設置して高い位置に窓を配置すれば、自然光が入り明るい室内になるでしょう。

3LDKの平屋の間取り5つのアイデア

3LDKの平屋はポイントを押さえると、快適に暮らせるでしょう。

ここからは、3LDKの平屋の間取りアイデアをご紹介します。

1.シューズクローゼットやファミリークローゼットを設ける

3LDKの平屋を建てる際に、シューズクローゼットやファミリークローゼットを設けると利便性が上がります。

4人家族を想定した間取りの場合、シューズクローゼットは玄関の収納力を高められるでしょう。

シューズクローゼットは家族の靴やベビーカー、子供の遊具などを収納でき、玄関がきれいに片付きます。

また、ファミリークローゼットは家族の衣類を一括で片付けられる大容量収納になります。

洗濯物を片付ける際も、家族の収納がまとまっていれば片付けが簡単になるでしょう。

2.ランドリースペースを作る

3LDKの平屋は、ランドリースペースを作るのもおすすめ。

ランドリースペースがあれば、天気を気にせず洗濯物を干せるだけでなく家事動線も効率的になるでしょう。

ワンフロアのみの平屋で洗濯物を干す場合は、日当たりはもちろん外から見えない工夫も必要です。

室内にランドリールームを作ればプライバシーや防犯の心配がなく、スムーズに家事ができるでしょう。

3.小屋裏収納を作る

3LDKの平屋は、小屋裏収納を作るのもおすすめです。

平屋は居住空間が1階のみになるため、収納場所の確保が難しくなります。

平屋は2階がないため、屋根の下の部分を有効に活用できるメリットがあります。

平屋に小屋裏収納を作れば収納力がアップするだけではなく、趣味の部屋にも使えるでしょう。

4.土間スペースを設ける

3LDKの平屋に、土間スペースを設けるのも良いでしょう。

土間スペースがあれば、アウトドア用品や子供の遊び道具など汚れを気にせず置けます。

リビングに土間スペースを設置して、庭に続く設計にすれば奥行きのある開放的な空間になるでしょう。

5.ウッドデッキを設置して外とのつながりを作る

3LDKの平屋は、ウッドデッキを設置して外とのつながりを作るのもおすすめです。

ウッドデッキにつながる床をフラットにすると、奥行きがあり広く見える空間を作れます。

ウッドデッキをリビングにつなげれば、アウトドアリビングスペースにも活用できます。

平屋は室内と外のつながりを作ることで、趣味を楽しむスペースとして幅広く使えるでしょう。

平屋の間取りについて、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。

【施工事例あり】平屋の間取りのポイント｜メリットや費用相場も解説

3LDKの平屋の建築費用相場

平屋の建築費用相場は、一般的に坪単価60万円～80万円程になります。

3LDKで理想とされる37坪の敷地面積の場合、2,220万円～2,960万円が相場です。

建築費用は住宅の間取りや設備、建材のグレードによっても左右されます。

3LDKの平屋を建てる場合は、土地代も考慮してしっかりと資金計画を立てましょう。

3LDKの平屋を設計する際の注意点

3LDKの平屋は間取りのポイントを押さえると、居心地の良い住まいを実現できます。

ただし、3LDKの平屋を建てる際は注意点があるので、把握して対策をしましょう。

1.道路の向きや玄関の場所を考慮する

3LDKの平屋は、道路の向きや玄関の場所を考慮する必要があります。

一般的に南向きの土地は人気がありますが、道路に面していると人からの視線が気になる場合があります。

日当たりの良い方向に玄関を設置すると、リビングは採光が取れなくなることも。

3LDKの平屋を建てる際は、土地と間取りを含めてトータルで設計するのがおすすめです。

2.実績のある施工会社に依頼する

3LDKの平屋は、実績のある施工会社に依頼することも大切です。

平屋は建築費用が高いことや日当たり、風通し、防犯面についても考慮が必要です。

経験豊富な施工会社であれば、生活スタイルに合わせたさまざまなプランを提案してくれるでしょう。

実績のある施工会社と十分に打ち合わせを重ねることで、こだわりの住まいが実現できます。

星野建設は、平屋の施工実績が豊富です。

平屋の新築住宅について相談したい方は、星野建設にお気軽にご相談ください。

【新築施工事例】開放的な空間を実現した平屋

こちらは、開放感のある空間を実現した星野建設の平屋の施工事例です。

白を基本とした外壁に、木材のアクセントを取り入れて重厚感のあるおしゃれな外観になっています。

内装には木をふんだんに使用し、自然を感じられる心地よい空間に仕上がりました。

開放感のあるLDKは間仕切りを極力減らし、家族が集える居心地の良い空間に。

ランドリースペースを設置したことで、生活動線がスムーズになりました。

採光を確保し開放的なリビングにしたことで、家族が集まりやすい快適な平屋が完成しました。

まとめ｜3LDKの平屋のメリット・デメリットを把握して、理想の家を実現しましょう

今回は、3LDKの平屋の間取りアイデアやメリット・デメリットをご紹介しました。

3LDKの平屋は家族にもおすすめの間取りでメリットが多いですが、デメリットもあります。

メリット・デメリット両方を把握することで、理想のマイホームを実現できるでしょう。

3LDKの平屋のプランニングをしている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

星野建設は、平屋の施工実績が豊富です。

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