スマートハウスとは?費用相場やメリット・デメリットも解説
スマートハウスとは?費用相場やメリット・デメリットも解説
「スマートハウスって結局何なの?」
「費用相場・メリットやデメリットも気になる」
スマートハウスに興味がある方は、このように考えているのではないでしょうか。
スマートハウスはIT技術を活用して家庭内の照明、冷暖房、家電などの設備機器を自動制御し、エネルギー消費を最適化する住宅。
ランニングコストの節約はもちろん、住まいの快適性を確保できるのが強みです。
今回の記事では、スマートハウスの概要をわかりやすく解説。
メリットや評判、費用相場など気になる部分をまとめて紹介します。
今回の記事を最後まで読めば、スマートハウスに対する理解度が一気に深まるのでぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- スマートハウスの概要
- スマートハウスに住むメリット・デメリット
- スマートハウスの施工事例
目次
スマートハウスとは?簡単に解説
スマートハウスとは、IT技術を活用して家庭内の照明、冷暖房、家電などの設備機器を制御し、エネルギー消費を最適化する住宅のこと。
エネルギーを効率よく自動で管理してくれるHEMSがあるため、エネルギー効率を最大限に高められます。
光熱費の節約やCO2排出削減を目指せるため、コストの節約や環境配慮に適しているのが強みです。
政府は2030年までに全世帯へのHEMS普及を目指しており、今後も注目が高まっていくことが予想されます。
スマートホームとの違い
スマートハウスはエネルギーの有効活用に重点を置くのに対し、スマートホームはIoTによって暮らしやすさの向上に重きを置いているのが違いです。
スマートホームはIoT技術を活用し、家電や設備をインターネットで制御して生活の利便性や快適性を高める住宅を指します。
音声で操作できる照明、外出先からコントロールできるエアコンなどがその例に当たるでしょう。
スマートハウスとスマートホームは省エネとIoTという点で共通しつつも、重視しているポイントが違うので自分の目的と十分に照らし合わせる必要があります。
ZEHとの違い
スマートハウスはエネルギーを効率よく使うこと、ZEHはエネルギー消費量を自家発電で全てカバーすることに重きを置いています。
ZEHは太陽光発電を用いて、年間の消費エネルギーを自家発電で全てまかなえる住宅を指しているのがポイントです。
一方でスマートハウスはエネルギー効率を高めたり、一部のエネルギーを太陽光発電などでまかなったりします。
両者とも似ている概念ですが、微妙に重きを置いている点が違うのであらかじめ理解しておきましょう。
スマートハウスの費用相場
スマートハウスの導入には、初期費用として数百万円から1,000万円以上の投資が必要になる傾向があります。
具体的な費用は、住宅の規模や導入する設備によって大きく異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
太陽光発電システム | 100万円~300万円 |
蓄電池 | 100万円~200万円 |
HEMS | 5万円~15万円 |
上記の設備を全て導入した場合、トータルで300万円~500万円前後の初期費用が必要になります。
ただし、長期的に見れば光熱費の大幅な削減や、売電収入による投資回収が可能です。
また、自治体や国の補助金制度を活用することで、初期費用の負担を軽減できる場合もあります。
スマートハウスの建築を考える場合は、事前に自治体や国の補助金制度の詳細をチェックしておきましょう。
スマートハウスで使える補助金は以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
スマートハウスに必要な設備一覧
スマートハウスに必要な設備一覧をピックアップして解説します。
どのような設備が必要なのか、見ていきましょう。
1.HEMS
HEMSは「Home Energy Management System」の略で、家庭内のエネルギー管理システムを指します。
家電や設備の電力使用量をリアルタイムで計測し、最適な制御を行うことで省エネを実現してくれるのが強み。
HEMSの導入費用は、機器本体で5万円~15万円程度、月額利用料は無料~1,000円程度が相場です。
ただし、住宅メーカーによって価格は異なるため、事前に確認が必要となります。
HEMSを活用することで無駄なエネルギー消費を抑え、光熱費の削減につなげられるため、節約志向の家庭にこそおすすめです。
2.太陽光発電
太陽光発電は、スマートハウスの中核をなす設備の1つです。
太陽光パネルで発電した電力を家庭で消費し、余剰分は売電することで光熱費の削減と収入が得られます。
太陽光発電の導入費用は、1kWあたり25万円~30万円程度が相場です。
仮に4kWのシステムを導入した場合、100万円~120万円程度の初期費用がかかります。
ただし、補助金を活用したり、余剰電力の売電収入で投資を回収したりすることが可能なので、長期的に見るとお得になるケースがほとんどです。
太陽光発電については以下の記事でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
3.蓄電池
蓄電池は、太陽光発電で作った電力を貯めておくための設備。
日中に発電した電力を夜間に使用したり、災害時の非常用電源として活用したりできます。
家庭用蓄電池の価格は、容量によって異なりますが、5kWh程度のモデルで70万円~100万円程度が相場です。
太陽光発電と同様に、補助金を活用することで、導入費用を大幅に抑えられる場合があります。
蓄電池を導入することで、太陽光発電の自家消費率を高め、光熱費の削減効果を最大化できます。
また、災害時の電力確保にも役立つため、エネルギーの安定供給と防災対策を両立したい家庭にこそおすすめです。
スマートハウスのメリット5選
スマートハウスのメリットは、主に以下の5つに分けられます。
どのようなメリットがあるのか確認して、スマートハウスへの理解度を深めましょう。
メリット1:電気代がお得になる
スマートハウスでは太陽光発電システムや蓄電池を導入することで、電力会社から購入する電力量を減らせます。
太陽光発電で発電した電力を自家消費したり、蓄電池に貯めて夜間に使用したりすることで、電気代を大幅に節約できます。
また、発電した電力を売電することで、さらに収入の増加が見込めるのもメリット。
光熱費を抑えたいという家庭にとって、特に大きなメリット言えるでしょう。
メリット2:エネルギーを効率的に使える
スマートハウスでは、HEMSを活用してエネルギーを効率的に管理できます。
HEMSとは家庭内のエネルギー使用状況をモニタリングし、最適な制御を自動で行うシステム。
家電の使用状況や在宅状況に合わせて、自動的に電力の供給をコントロールしてくれるのが強みです。
無駄なエネルギー消費を抑えられるため、高い省エネ効果が期待できます。
また、スマートハウスには高断熱・高気密の建材が使用されていることが多いため、冷暖房の効率も良くなる点も見逃せません。
メリット3:自治体の補助金制度が利用できる
スマートハウスの導入には初期費用がかかりますが、国や自治体の補助金制度を活用することである程度負担を軽減できます。
太陽光発電システムや蓄電池、HEMSなどの導入に対して、補助金が交付されるケースも。
また、長期優良住宅の認定を受けると、税制優遇措置を受けられるケースもあります。
補助金制度を上手に活用することで、お得に暮らしていくことが可能です。
ただし、補助金の条件や申請方法は自治体によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
メリット4:長期優良住宅の認定が受けられる
スマートハウスは、長期優良住宅の認定基準を満たしやすい条件が整った住宅です。
長期優良住宅とは耐久性や省エネ性、バリアフリー性などに優れた質の高い住宅のこと。
認定を受けると住宅ローン減税や固定資産税の減免など、税制面での優遇措置を受けられます。
また、将来的に住宅を売却する際にも、付加価値がつくため高く評価されるのがメリットです。
コストの削減はもちろん、資産価値が高まるのでスマートハウスでお家を建てることが検討してみましょう。
メリット5:換気性や断熱性が高いので過ごしやすい
スマートハウスは、高気密・高断熱の建材を使用していることが多く、室内の温度変化が少ないため過ごしやすい環境を実現できます。
断熱性が高いので冬は暖かく夏は涼しくなり、冷暖房の使用頻度を減らせます。
また、第一種換気システムを採用しているため、計画的に新鮮な空気を取り込み、快適な室内環境を維持できます。
スマートハウスは省エネ性能だけでなく、居住者の健康や快適性にも配慮した住宅と言えるでしょう。
スマートハウスに関する資料請求は、以下のフォームから無料で行えます。
これからスマートハウスを建てる予定がある場合は、ぜひチェックしてみてください。
スマートハウスのデメリット3選
スマートハウスのデメリットは、主に以下の5つに分けられます。
どのようなデメリットがあるのか確認して、メリットと照らし合わせて検討しましょう。
デメリット1:初期費用が高い傾向にある
スマートハウスを建てる際には、太陽光発電システムや蓄電池、HEMSなどの設備が必要です。
設備の初期費用を加味する必要があるため、一般的な住宅と比べると、スマートハウスの建築費用は高くなる傾向にあります。
ただし、長期的に見ると光熱費の節約効果が期待できるため、初期投資を回収できる可能性も。
スマートハウスの導入を検討する際は、初期費用と光熱費の節約効果を比較して、費用対効果を慎重に見極めましょう。
不安な場合は、ハウスメーカーにシミュレーションを組んでもらうのがおすすめです。
デメリット2:太陽光発電の効果が予測しづらい
スマートハウスでは、太陽光発電システムを利用して電力を生み出します。
しかし、太陽光発電の効果は天候や設置場所、設置角度などの条件によって発電量が変わるのが難点です。
例えば、晴天の日が続けば発電量が増えますが、曇りや雨の日が続くと発電量が減少してしまいます。
また、建物の周囲に高い建物や木々があると、日光が遮られて発電効率が下がってしまるのも注意点の1つ。
太陽光発電の効果は予測しづらいため、期待していたほどの節約効果が得られない可能性も考慮しておきましょう。
デメリット3:設備にランニングコストがかかりやすい
スマートハウスの設備は、高度な技術を使用しているため、メンテナンスや修理にかかる費用が高くなる傾向にあります。
特に太陽光発電システムや蓄電池は、定期的なメンテナンスが必要であり、部品の交換などにも費用がかかるので注意が必要です。
また、HEMSなどのシステムは、ソフトウェアのアップデートや機器の交換が必要になる場合があります。
スマートハウスを建てる際は上記の設備にかかるランニングコストも考慮して、予算のシミュレーションを組むことが重要です。
スマートハウスのデメリットについては、以下の記事でも解説しています。慎重に検討したい場合は、合わせてチェックしておきましょう。
スマートハウスの評判
こちらはZEH仕様を取り入れ、どの季節でも過ごしやすい環境を構築した星野建設の施工事例。
前の家では、真夏にエアコンをつけっぱなしにしていたそうですが、こちらのお家ではつけっぱなしにしなくても快適に過ごせているようです。
また、間接的光が漏れるようにしたお部屋など、お客様ならではの要望も最大限に反映しています。
こちらの施工事例の詳細は以下のリンクからもチェックできるので、ぜひ参考にしてみてください。
スマートハウスに住む人の評判は、以下の記事でも解説しているのでより詳しい詳細をチェックしてみましょう。
スマートハウスがどんなものか理解した上で建築を検討しましょう!
スマートハウスは省エネによる節約、暮らしやすさの確保など様々なメリットがある住宅です。
実際に注目度も高まっており、政府も導入を進めています。
ただし、メリットだけではなく、デメリットもあるので今回の記事を読んだ上で購入を検討してみましょう。
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