24時間換気の電気代は月いくら?計算のしかたと、止めないほうがよい理由を解説
24時間換気の電気代は月いくら?計算のしかたと、止めないほうがよい理由を解説
「24時間換気はつけっぱなしだけれど、電気代はどのくらいかかっているのだろう」
「冬は寒いし、寝るときだけでも止めたほうが節約になるのではと思ってしまう」
新しい家で暮らし始めた方や、これから建てる方は、このように感じることもあるでしょう。
24時間換気の電気代は、機器の消費電力から自分で計算でき、止めて得られる節約は小さなものです。
計算式は、消費電力と使用時間、電気料金の単価を掛け合わせるだけです。
運転を止めると、湿気と汚れた空気が室内にこもりやすくなります。
家計への影響を考えるなら、換気で外へ逃げる熱をどう減らすかも大切です。
この記事では、電気代の計算方法から、寒さや音への対処までを解説します。
「換気は続けたいけれど、無理なく負担を抑えたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 24時間換気の電気代は消費電力から計算できる
- 24時間換気を止めないほうがよい理由
- 電気代より大きいのは換気で逃げる熱
目次
24時間換気の電気代は消費電力から計算できる

24時間換気の電気代は、自宅の機器に合わせて計算できるでしょう。
必要な情報は、消費電力と使用時間、契約中の電気料金の単価です。
本体の表示や仕様書と、電気の検針票を手元に用意すると進めやすいでしょう。
強運転と弱運転では消費電力が異なるため、普段の設定で計算します。
まずは自宅の数値を確かめ、毎月の負担を数字で把握してください。
計算式は消費電力と時間と単価の掛け算
電気代は、消費電力をkWに直し、時間と単価を掛けて求めます。
計算式は「消費電力(W)÷1,000×使う時間×単価(円/kWh)」です。
例えば10Wの機器なら、10を1,000で割って0.01kWとして計算します。
24時間運転する場合は、1日の金額よりも1か月分をまとめると比較しやすいでしょう。
計算機の単位を確かめながら、自宅の条件を式に当てはめてみましょう。
消費電力は本体の表示や仕様書で確かめる
消費電力は、機器の本体表示、取扱説明書、仕様書で確かめられます。
同じ換気方式でも機種によって異なるため、自宅の数値が判断の基準です。
表示に複数の数値があるときは、現在の運転モードに対応する消費電力を選びます。
本体が天井裏などにあって見えない場合は、保管中の書類から探せるでしょう。
見つからないときは、機種の情報を控えて施工会社へ確認してください。
単価は検針票で確かめる
正確に計算するには、契約中の電気料金の単価を使います。
実際の単価は契約によって違うため、検針票で確かめるのが基本です。
この記事の計算例では、電力料金の目安単価31円/kWh(税込)を使います(出典:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会)。
これは、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価です。
概算と実際の請求の違いを避けるため、最新の検針票で単価を確かめましょう。
強運転と弱運転で変わる
運転の強さが変わると、ファンの消費電力も変わります。
強運転の数値だけで計算すると、普段の使い方より高く出ることがあります。
逆に、弱運転の数値だけでは、入浴後などに強く運転した分を反映できません。
運転モードの切り替えが多い家庭では、計算結果を概算として見るとよいでしょう。
説明書に書かれた使い方を守り、節電のために過度に風量を落とさないでください。
消費電力ごとの電気代の目安

ここでは、仮の消費電力を使って、1か月の電気代を比べます。
1か月は30日、1日24時間の連続運転として計算します。
電気料金の単価は、目安として31円/kWh(税込)を当てはめます。
表の金額と自宅の請求額は、契約や使い方によって異なるでしょう。
金額だけでなく、消費電力が増えたときの変化にも注目してください。
| 消費電力(仮) | 1か月の電気代(31円/kWh・24時間・30日) |
|---|---|
| 5W | 約112円 |
| 10W | 約223円 |
| 30W | 約670円 |
| 50W | 約1,116円 |
消費電力は仮の数字です。ご自宅の機器の表示で計算してください。
5Wから10Wの場合
5Wなら約112円、10Wなら約223円が1か月の計算例です。
5Wは0.005kW、10Wは0.01kWに換算し、720時間と31円を掛けます。
5Wの計算結果は111.6円、10Wは223.2円となり、表では端数を丸めています。
この金額は特定の換気方式や製品を示すものではない点に注意が必要でしょう。
同じ手順で自宅の数値を入れ、実際に近い金額を確かめましょう。
30Wの場合
30Wを24時間運転する仮定では、1か月の電気代は約670円です。
式は「0.03kW×720時間×31円」となり、計算結果は669.6円です。
10Wの仮定と比べると消費電力が3倍のため、計算上の電気代も3倍になります。
ただし、実際の機器は運転状態によって、表示どおりの消費電力が続かない場合もあるでしょう。
計算例を相場とは考えず、自宅の使用条件と照らし合わせてください。
50Wの場合
50Wの仮定では、1か月の電気代は約1,116円です。
式は「0.05kW×720時間×31円」となり、端数を丸める前も1,116円です。
月の金額が大きく感じられる場合は、単価と消費電力の両方を確かめます。
換気システム全体に複数の機器があるなら、合計値の確認も必要になるでしょう。
不明な場合は自己判断で止めず、取扱説明書や施工会社に確認してください。
1年間で見るといくらか
1年間の概算は、1か月の計算結果を12倍すると求められます。
5Wは約1,344円、10Wは約2,676円、30Wは約8,040円です。
50Wの仮定は、1,116円に12を掛けるため、1年間で約13,392円となります。
これらは月の丸めた金額を12倍した概算なので、細かな誤差が生じるでしょう。
年間額も参考にしながら、換気を止める以外の方法で負担を抑えましょう。
24時間換気を止めないほうがよい理由

24時間換気は、電気代だけを理由に止めないほうがよい設備です。
住宅の室内に新鮮な空気を入れ、汚れた空気を外へ出す役割があります。
断続的に止めると、家全体の換気計画が想定どおりに働かないでしょう。
特に窓を閉める季節は、換気システムが室内の空気を入れ替えます。
設備の目的を理解したうえで、原則として連続運転を続けてください。
2003年から設置が義務になった
2003年7月の建築基準法改正で、住宅の居室には機械換気設備の設置が原則義務になりました(出典:国土交通省)。
この設備が、一般に24時間換気システムと呼ばれています。
背景には、建材や家具から出る化学物質などで室内空気が汚れる問題があります。
そのような汚染で起きる体調不良の総称が、シックハウス症候群です。
制度が求める換気の趣旨をふまえ、日常的に止めず運転しましょう。
1時間に0.5回以上の換気が必要
住宅の居室に求められる換気回数は、1時間あたり0.5回以上です。
0.5回とは、1時間で部屋の空気の半分が入れ替わる量を意味します(出典:国土交通省)。
この換気量は、給気口と排気口を含む家全体の計画によって確保されます。
一部の給気口を閉じたり、運転を止めたりすると計画が崩れるでしょう。
換気量が気になる場合は、自己判断で調整せず施工会社に相談してください。
止めても節約できる金額は小さい
計算例から見ると、数時間止めて減らせる金額は限定的です。
たとえ金額が小さくても、止める時間は空気の入れ替えが進みません。
電気代の計算結果を見ると、こまめな停止の効果も数字で確かめられるでしょう。
節約を考えるときは、換気の電気代だけでなく、室内環境とのバランスが大切です。
運転停止ではなく、フィルターの掃除など、換気を続けられる方法を選びましょう。
強い風雨のときは取扱説明書に従う
台風などで強い風雨が吹き込むときは、機器の取扱説明書に従います。
機種や給気口によって対応が異なるため、一律の方法では判断できません。
強い風雨の際には、給気口を一時的に閉めるよう指示されることがあります。
風雨が収まった後は、閉めた給気口の戻し忘れに注意が必要でしょう。
天候の情報と取扱説明書を確認し、安全を優先して対応してください。
止めると起きやすいこと

24時間換気を止めると、室内の湿気や汚れた空気を外へ出しにくくなります。
結露やカビのリスクは、湿度の高い長崎では特に意識したい視点です。
長崎地方気象台の平年値からも、湿気と向き合う必要性がわかるでしょう。
湿気以外にも、化学物質や二酸化炭素、生活のにおいがたまりやすくなります。
目に見える結露だけで判断せず、連続換気で空気の流れを保ちましょう。
湿気がこもり結露しやすくなる
換気を止めると室内の湿気が外へ出にくくなり、結露しやすくなります。
室内の水蒸気が冷たい窓や壁に触れると、水滴になって現れることがあります。
入浴、調理、室内干しなど、日常生活の中でも水蒸気は発生しています。
窓に水滴が見えなくても、家具の裏側などで湿気がたまる可能性もあるでしょう。
湿気の発生源を意識し、24時間換気の運転を続けてください。
長崎は年平均の湿度が71%
長崎地方気象台の平年値では、年平均の相対湿度は71%です。
年平均気温は17.4℃、1月の平均相対湿度も66%です(出典:気象庁長崎地方気象台)。
また、年間降水量の平年値は1,894.7mmとされています(出典:気象庁長崎地方気象台)。
これらは長崎地方気象台の数値であり、各市の住環境をそのまま表すものではないでしょう。
湿度の高い地域での家づくりは、換気と断熱・気密を合わせて検討しましょう。
化学物質やにおいがたまりやすくなる
換気を止めると、化学物質や二酸化炭素、においが室内にたまりやすくなります。
建材や家具から出る化学物質は、新築時だけでなく生活中も意識したい要素です。
調理や就寝中にも室内の空気は変化するため、窓を閉めた後も換気が必要です。
においに慣れて気づかなくなっても、空気が入れ替わっているとは限らないでしょう。
日常の窓開けだけに頼らず、換気システムを連続して運転してください。
カビは家の傷みにつながる
湿気がたまる状態が続くとカビが発生しやすくなり、家の傷みにつながります。
カビは見た目の問題だけでなく、内装材などに影響することがあります。
窓際や北側の部屋、家具の裏などは、空気が動きにくい場所になりがちです。
結露を拭く対処に加え、換気と空気の通り道を保つことが予防になるでしょう。
カビを見つけたときは原因も確かめ、施工会社に相談してください。
関連記事:結露の防止対策7選!結露が発生する原因と発生しやすい場所も解説
換気方式によって電気代は変わる

換気方式によって、動かすファンの数や空気の取り入れ方が異なるでしょう。
住宅では、主に第一種換気と第三種換気の違いを確かめることになるでしょう。
第二種換気は給気を機械、排気を自然に行う方式で、住宅ではあまり使われません。
電気代はファンの消費電力だけでなく、熱交換の有無も関係します。
方式の特徴を整理し、家全体の温熱環境と合わせて比べてください。
第三種換気は排気のファンだけが動く
第三種換気は、給気口から自然に空気を入れ、排気をファンで行う方式です。
機械で動かすのは排気側なので、ファンの構成は比較的シンプルです。
排気で生じる力を使い、外気を給気口から室内へ取り込みます。
屋外の冷たい空気がそのまま入ると、冬は給気口の近くで寒さを感じるでしょう。
給気口をふさがず、定期的にフィルターの状態を確かめてください。
第一種換気は給気と排気のファンが動く
第一種換気は、給気と排気の両方を機械のファンで行う方式です。
給気と排気の両側にファンがあるため、第三種より消費電力は大きくなりやすいです。
ただし、実際の消費電力は風量や機器の仕様によって変わります。
ダクト式は空気の通り道の管を各部屋へ通し、ダクトレス式は壁の機器ごとに給排気します。
方式の名前だけで判断せず、候補の機器ごとに仕様書を確かめましょう。
熱交換をするかどうかで冷暖房費が変わる
熱交換の有無は、換気で外へ出る熱と、冷暖房の負担に関係します。
熱交換換気は、排気する空気の熱を、入ってくる空気へ移す仕組みです。
温度と湿気の両方を交換する全熱交換と、温度だけを交換する顕熱交換があります。
熱交換の効率、風量、消費電力は製品ごとに違うため、一律の金額にはならないでしょう。
ファンの電気代と冷暖房への影響を分け、両方を含めて検討してください。
ファンの電気代だけで方式を決めない
換気方式は、ファンを動かす電気代だけで決めないことが大切です。
ファンの消費電力が小さくても、換気で外へ逃げる熱の影響が残ります。
反対に、熱交換を行う機器では、ファンの消費電力以外の利点があります。
本体価格やフィルターの交換周期も製品ごとに違うため、維持管理も判断材料になるでしょう。
間取り、断熱・気密性能、手入れのしやすさを含め、設計段階で相談しましょう。
関連記事:第一種換気とは?第三種との違いと、湿度の高い長崎で後悔しない選び方を解説
電気代より大きいのは換気で逃げる熱

24時間換気の負担は、ファンの電気代だけでは判断できません。
冬は暖めた空気、夏は冷やした空気が、換気によって外へ出ていきます。
逃げた熱を冷暖房で補うため、家全体の電気代に影響するでしょう。
熱交換換気と家の断熱・気密性能は、この熱の出入りに深く関わります。
換気機器単体の数値だけでなく、家全体の性能として考えてください。
換気は暖めた空気も外へ出している
冬の換気では、室内で暖めた空気の熱も外へ出ていきます。
排出した分だけ外の空気が入るため、暖房はその空気を再び暖めます。
夏は逆に、冷房で冷やした空気を排出し、暑い外気を取り入れます。
このような冷暖房の負担は、換気扇の消費電力の表示だけではわからないでしょう。
電気代を比べるときは、換気で移動する熱にも目を向けてください。
熱交換は逃げる熱を取り戻す仕組み
熱交換は、排気の熱を給気に移し、換気で失われる熱を減らす仕組みです。
冬には冷たい外気を室温に近づけてから、室内へ取り入れられます。
そのため、換気に必要な空気の入れ替えを続けながら、冷暖房の負担を考えられます。
交換効率は機器によって異なり、運転条件や手入れの状態にも左右されるでしょう。
候補の機器は、熱交換の効率と消費電力を仕様書で確かめましょう。
すき間の多い家は計画の外でも熱が逃げる
家のすき間が多いと、換気システムが想定しない場所からも空気が出入りします。
C値は家のすき間の大きさを表す数値で、小さいほど気密性能が高くなります。
気密性能が低い家では、すき間から出入りする空気を熱交換器に通せません。
その結果、計画した換気量や熱交換の効果を得にくくなるでしょう。
熱交換器の性能とともに、建物の気密性能も設計時に確かめてください。
断熱と気密を高めると冷暖房の負担が減る
断熱と気密を合わせて高めることで、冷暖房が補う熱の負担を減らせます。
UA値は家の外へ逃げる熱の量を表し、小さいほど断熱性能が高い数値です。
5・6・7地域の断熱等性能等級6は、UA値0.46W/㎡・K以下が基準です(出典:国土交通省住宅性能表示制度)。
星野建設のSシリーズは、UA値0.44W/㎡・Kを公開しています(出典:公式サイト)。
換気と冷暖房を含む住環境を整えるため、性能値と設計を一緒に確かめましょう。
関連記事:高気密高断熱とは?UA値・C値の目安と、断熱だけでは足りない理由を解説
24時間換気を使いながら電気代を抑える方法

電気代を抑えるときは、運転を止めるよりも機器の状態を整えることから始めます。
フィルターの汚れや給気口のふさがりは、空気の流れを妨げます。
家具の配置によっても、給気から排気までの通り道は変わるでしょう。
古い機器に不具合があるなら、修理や交換の検討も必要です。
取扱説明書に沿った手入れを続け、無理のない運転を行ってください。
フィルターをこまめに掃除する
フィルターの掃除は、換気量を保ちながら運転するための基本です。
ほこりなどがたまると空気が通りにくくなり、計画した換気をしにくくなります。
掃除の方法や頻度、交換周期はフィルターの種類と機器によって異なります。
水洗いできない部品もあるため、自己流の手入れは故障の原因になるでしょう。
取扱説明書の手順に従い、作業日を決めて定期的に掃除しましょう。
給気口をふさがない
寒さを感じても、日常的に給気口をふさぐことは避けます。
給気口を閉じると、新しい空気が入る経路が減り、計画どおりに換気しにくくなります。
やむを得ず一時的に閉める場合は、取扱説明書で正しい操作を確かめます。
給気口の寒さが続くときは、風量や設置位置に原因があることもあるでしょう。
テープなどでふさがず、状況を記録して施工会社へ相談してください。
家具で空気の通り道をさえぎらない
給気口や排気口の前に家具を置かず、空気の通り道を保ちます。
空気の流れが家具で止まると、部屋の中によどみが生まれやすくなります。
背の高い家具やカーテンは、給気口の存在に気づかずふさいでしまうことがあります。
模様替えの後は、給気口と排気口の周囲を一度確認するとよいでしょう。
室内ドアの下などに設けられた空気の経路も、物でふさがないようにしましょう。
古い機器は交換を相談する
異音や風量の低下がある古い機器は、修理や交換を専門家に相談します。
経年した機器を無理に使い続けると、想定した風量が得られないことがあります。
異音の原因がフィルターの汚れなのか、本体の不具合なのかは切り分けが必要です。
新しい機器を選ぶ場合は、消費電力だけでなく風量や手入れも比べるとよいでしょう。
交換の可否と見積もりは、現地の状態を見てもらったうえで確認してください。
24時間換気が寒い・うるさいと感じるとき

寒さや音が気になるときも、すぐに24時間換気を止めるのは避けます。
寒さは給気口の位置や風量、音はフィルターの汚れなどと関係します。
原因を切り分ければ、換気を続けながら改善する方法を探せるでしょう。
新築の設計段階では、換気方式と給気口の位置を間取りと合わせて決められます。
感じ方を我慢せず、発生する時間や場所を記録して相談してください。
給気口からの冷気は位置と風量で変わる
給気口から感じる冷気は、給気口の位置と風量によって変わります。
外気が人のいる場所へ直接流れると、室温が同じでも寒く感じやすくなります。
給気口の真下にベッドやソファがあると、長い時間風を感じることがあります。
風向きを自己判断で大きく変えると、他の部屋の換気に影響するでしょう。
給気口の位置と家具の関係を確かめ、必要に応じて施工会社に相談しましょう。
音はフィルターの汚れが原因のことがある
運転音が大きくなったら、まずフィルターの汚れを確かめます。
フィルターが目詰まりすると空気が通りにくくなり、音の感じ方が変わることがあります。
掃除をしても音が続く場合は、ファンや本体に不具合がないか確認が必要です。
振動音、風の音、機械音では原因が異なるため、音の種類も手がかりになるでしょう。
音がする場所と時間帯を記録し、電源を切る前に専門家へ相談してください。
WHOは冬の室温18℃以上を勧告している
WHOは、寒い時期の室内の温度を18℃以上にすることを強く勧告しています(出典:WHO Housing and health guidelines 2018)。
換気を続けることと、室内を寒くしすぎないことは両立して考えます。
寒さを感じる原因は、換気だけでなく、窓や壁の断熱性能とも関係します。
室温の数字と体感温度に差があるときは、冷気の流れも確かめるとよいでしょう。
室温を測りながら、換気と断熱、暖房を合わせて調整してください。
新築では換気方式と給気口の位置を設計で決める
これから建てる家では、換気方式と給気口の位置を設計段階で検討します。
間取りや家具の配置を想定すれば、風が人に当たり続ける配置を避けやすくなります。
寝室やリビングは滞在時間が長いため、給気の位置と音の感じ方への配慮が必要です。
熱交換の有無やダクトの経路も、建物の断熱・気密性能とともに検討するでしょう。
施工会社へ相談する際は、寒さや音で心配している場面を具体的に伝えてください。
関連記事:冬でも快適に過ごせる室内の温度|寒い部屋の問題点や快適な室温を保つポイントも解説
24時間換気の電気代に関するよくある質問

ここからは、24時間換気の停止や電気代に関する疑問に答えます。
就寝中や旅行中は人の動きが少なく、止めてもよいと感じるかもしれません。
しかし、人がいない時間も、湿気や建材などから出る物質は室内に残るでしょう。
浴室換気扇の使い方や方式の選択は、家全体の換気計画によって変わります。
一般論だけで決めず、取扱説明書と自宅の設計を確かめてください。
寝るときだけ止めてもよいですか
寝るときも、24時間換気は原則として止めずに運転します。
就寝中は窓を閉めることが多く、人の呼吸で二酸化炭素も発生します。
止めた時間の電気代は減っても、その間は家全体の計画換気が行われません。
寒さや音が理由なら、停止ではなく給気口の位置や汚れを確かめるとよいでしょう。
就寝時の不快感は発生する条件を記録し、施工会社に相談してください。
旅行で家を空けるときは止めてもよいですか
旅行中も、取扱説明書に別の指示がなければ24時間換気を続けます。
人がいない間も、建材や家具から出る物質や湿気を排出する必要があります。
長期間窓を閉め切った家で換気も止めると、空気の流れがなくなります。
留守中の運転モードがあるかどうかは、機器の仕様によって異なるでしょう。
出発前に取扱説明書を確かめ、留守中も推奨される設定で運転してください。
浴室の換気扇も24時間回したほうがよいですか
浴室の換気扇の使い方は、家全体の換気計画と機器の役割によって異なります。
浴室の換気扇が24時間換気の排気を担う家では、停止が全体に影響します。
一方で、入浴後の湿気を排出するための局所換気として動く機器もあります。
操作パネルの表示だけでは、住宅全体の経路まで判断しにくいでしょう。
取扱説明書と建築時の資料を確かめ、わからない場合は施工会社に質問してください。
第一種換気と第三種換気ではどちらの電気代が安いですか
ファンの電気代だけなら第三種が小さくなりやすいものの、総額は一概に比較できません。
第一種は給気と排気のファンが動くため、消費電力が大きくなりやすいです。
ただし、熱交換をする第一種は換気で逃げる熱を減らし、冷暖房の負担に影響します。
家の断熱・気密性能や気候、機器の効率によって、実際の電気代は変わるでしょう。
換気機器の消費電力と冷暖房の両方を見て、自宅に合う方式を検討してください。
フィルターを掃除しないと電気代は上がりますか
フィルターの汚れは空気の流れを妨げるため、放置せずに掃除します。
目詰まりしたまま運転すると、計画した風量を確保しにくくなります。
電気代への影響は機器の制御方法で異なるため、一律にどれだけ上がるとはいえません。
汚れが原因で音が大きくなったり、必要な換気量を得にくくなったりするでしょう。
電気代のためだけでなく、換気性能を保つためにも説明書どおりに掃除してください。
電気代は計算で確かめて、換気は止めずに使いましょう

24時間換気の電気代は、消費電力と使用時間、契約中の単価から自分で計算できます。
金額が気になるときも、結露や汚れた空気を防ぐため、原則として運転を続けましょう。
家計全体では、ファンの電気代だけでなく、換気で逃げる熱と冷暖房の負担も考えます。
これから家を建てる方は、換気方式、熱交換、断熱・気密性能を一つの計画として比べてください。
長崎の気候に合った換気と家の性能については、星野建設の無料相談でご相談ください。